〆

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『NHKプラス』をフル視聴するには受信料を支払っていることが必須だが、テレビを持っていない人にはそもそもその権利がない。

実家を出て一人暮らししている学生や独身者であれば、テレビを所有せずにNHK受信料も自分では払わず、実家で受信料を払っていれば実家でNHKプラスのアカウントを作って、一人暮らしの学生や独身者は実家のアカウントでNHKをスマホやPCで見る、ということもできるんじゃないか。

「NHKの高コスト部門は報道です。47都道府県の支局で24時間・365日、人を張りつけ、情報を吸い上げ、それを精査する仕組みを維持するにはものすごいコストがかかる。

災害報道もそう。そんなことはアマゾンもネットフリックスもやりませんし、民放も新聞もどんどん厳しくなっていく。それを受信料で回しているNHKが続けていることの意味は、きちんと考えるべきでしょう。」
(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授・西田亮介氏)

大都会に住んでいる人にはわからないだろうが、北海道の田舎では地元のNHKのローカルニュースが非常に貴重。北海道新聞もNHK札幌放送局も詳細には報道しない地元の災害報道をしてくれる。民放テレビ局は札幌にしかないし、地元のコミュニティFM局には限界がある。


「受信料は、NHKの事業を維持・運営するための特殊な負担金であり、放送の対価としていただいているものではないことから、スクランブル化し、受信料を支払わない方に放送番組を視聴できないようにする方法は、放送法でNHKに求められている『公共の役割』と相容れないものと考えています」

スクランブル化するしないに関わらず、放送法は改正が必要だろうな。